実は今回の2学期中間テストで、成績が上がらなかったら成績保証対象となる生徒が初めて出る可能性があり、ひやひやしながらの指導でした。
結果はどうだったかというと無事過去最高での順位で目標達成です。
何をしたかといえば
過去のテストではケアレスミスの多発で点数を落としていることがテスト分析で分かっていたので、徹底してケアレスミスの撲滅です。
ミスの傾向はつかんでいるので、やり方を細かく指導して、『なぜミスるのだろう』『どうしたらいいのだろう』『今日気を付けることは何?』と常に声がけして意識させながらの学習です。
わからない問題を教えるのではなく、勉強のやり方の悪さを指摘指導しました。
その結果の過去最高順位です。
結局子供たちは問題がわからないのではなく、分かっている問題を間違えているから点が取れないのです。
成績を上げるには、自分の弱点を見つけて改善すること(テスト分析)がとても大切だと考えています。
それなのでACTではテスト分析に3時間以上かけることもあります。
もし一生懸命頑張っていても、成績が伸びない生徒は一度テスト分析を行うことをお勧めします。
もし毎回分析しているけど成績なんて上がらない!とおっしゃるあなた、
一つだけアドバイスです。
テスト分析は生徒本人に任せてはいけません。
子供たちはやり方がわからないし面倒くさいから、ただ答え合わせをしているだけなのです。
そして悪さを共有し指導する人がいないので、頭から消えてしまい同じことを繰り返します。
だから私は全生徒の答案も確認して、解き方まで全てチェックします。
やるなら徹底してやらなければいけないのです。
これって社会に出ても同じではないですか?
仕事とは改善活動と私は教わってきました。
問題があったら、その問題点を分析して対応策を考えて実施する。
そしてまた問題が発生したら、今回の対策の何が問題でどうしたらよかったのか考え対策していく。
勉強も同じで、自分が点が取れない問題を考えて対策をとっていく!
そして今より良い結果を出す!
それが勉強の意味の一つではないでしょうか。
子供たちはわかっているけど間違えているから成績が上がらないのです。
成績を上げるにはただ答えを教えていても駄目なのです。
先週今週とまた期末テストが始まっています。
結果が出たら『なぜ成績が上がらないの?』
そこから始めてみてください。